ペンネームのタイプを11種に分類! 属性別の作風イメージについての考察
そのレビューは適切な“批判”? それともただの“悪口”? 創作に対する評と中傷を見分けるヒントについて
小説などの作品レビューに見られる厳しい批判
どんな作品でもそうですが、評価する人とそうでない人に分かれるのは当然のことです。好き・嫌いの問題がありますし、作品の価値をどのように味わうかは個人の資質によるためです。
ところが、オープンなレビューの中にはとても激しい調子で非難するものも散見され、問題視する声もあがっています。
もちろんそれとて個人の自由な見解であるため、是非にはグレーな部分も多いでしょ………………~続きを読む~
誤字・脱字のない文章のために!校正・校閲精度をアップさせる、今すぐできる3つのテクニック
永遠の課題、誤字・脱字
どんな文章でもそうですが、必ず「校正・校閲」という工程を経ます。
「校正」は文章が原稿の指示通りになっているか、あるいは修正されているか。
「校閲」は内容に誤りや齟齬がないか。
ざっくりとそういったチェック作業を指す場合が多いようですね。
ところが、やはり人間の目と手ですることですのでどうしても誤字や脱字を100%防ぐことは困難です。商業出版されて何重もの厳密な………………~続きを読む~
自分ではいいと思ったけど……?小説執筆で独りよがりに陥った、3つの「カン違い」について
意外と自分では気付かない、執筆における「独りよがり」
小説を書くとき、作中にはさまざまな仕掛けを施したり、構成でサプライズを企んだり、タイトルに凝ってみたりetc.etc.………。
実に色んな企みを織り交ぜるものですよね。
作者である自分自身は工夫に工夫を重ねて、
「よし、これはぜったいおもしろい!」
と、自信満々で発表しているつもりなのですが……。
気を付けていつつもりでも、結………………~続きを読む~
読者さんのリアクションは、小説サイトごとに違ってくる? アルファ・エブリ・カクヨムの特徴と反応の傾向を分析!
小説投稿サイトごとに、読者さんのリアクション傾向がある
小説投稿サイトも、とってもバラエティ豊かになりましたね。WEB小説の牙城、といっても過言ではない数々の投稿サイト。これを主な活動拠点としている作家さんも多いのではないでしょうか。ほとんどが無料で読み書きできるサービスで構成されていて、独自の文学賞も開催されています。また、人気作や運営の目に留まったものは紙の本として出版されることもあり、多くのWEB作家が………………~続きを読む~
ルークの技は極意「一寸の見切り」!?武道の観点から『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』決闘シーンを全力で解説!!
賛否ある『最後のジェダイ』
いわずと知れたSF映画の金字塔『スター・ウォーズ』。
全9作のスカイウォーカーサーガがついに完結したことは記憶に新しいですね。
エピソードⅦ~Ⅸの続三部作では新たな設定が盛り込まれ、多くの支持と同時にまた批判も多かったことが知られています。
なかでもエピソードⅧ『最後のジェダイ』では、伝説のジェダイマスター「ルーク・スカイウォーカー」と、ダークサイドに転向した………………~続きを読む~
あなたにぴったりな剣は何流?あなたに適した流派診断
あなたが学ぶのに適した剣は、何流でしょうか?
古来、日本では武術の中心として稽古された武器である剣。
武士の魂とも呼ばれ、精神的にも重要なアイテムに位置付けられてきました。
そんな刀を使う技は工夫研鑽が続けられ、多くの流派が生み出されました。
ここではあなたにぴったりな剣術・居合の流派診断のお手伝いをします。
32の流派はいずれも現存しており、学べるチャンスがあるかもしれませんよ!
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第3回 みさと文学賞佳作、『星読みの国』の設計解説
第3回 西の正倉院みさと文学賞で佳作を受賞
この度、宮崎県の美郷町が主催する「第3回 西の正倉院みさと文学賞」で佳作に選んでいただくことができました。
帯刀 古禄(たてわき ころく)名義の『星読みの国』という短編です。
美郷町には古代、戦乱を逃れた百済王がこの地に流れ着いたという伝承があり、そのことに因んだ風習や祭りが伝わっています。また、正倉院御物と同様の古鏡が大量に伝世するなど、貴重な文化遺産………………~続きを読む~
『伊緒さんのお嫁ご飯』のできるまで ① ―構想編―
『伊緒さんのお嫁ご飯』とは
いつも拙文にお目通しくださり、本当にありがとうございます。このコラムでは、「三條すずしろ」としての代表作である『伊緒さんのお嫁ご飯』について、お話したいと思います。この小説は「伊緒さん」という女性が、夫のためにいろいろとおいしいご飯を作ってくれるというとってもシンプルなお話です。アルファポリスやエブリスタ、カクヨムなどの小説投稿サイトを発表の場にした初めての作品でもありました。あり………………~続きを読む~
『伊緒さんのお嫁ご飯』のできるまで ② ―執筆編―
通勤電車の中、スマホで書いた
『伊緒さんのお嫁ご飯』で、初めてスマホで小説を書くという経験をしました。それまでは机に向かってPCで書く、というのが基本でしたが、これで空き時間の多くを執筆にあてることができるようになりました。フリック入力での執筆、というのに当初抵抗があったのですが、慣れるとむしろ感覚的に文章が生まれる際にレスポンスの速さを快適に感じました。このおかげで、通勤電車が完全に書斎代わりになってくれま………………~続きを読む~
『伊緒さんのお嫁ご飯』のできるまで ③ ―メニュー編―
一度はつくった家庭料理にこだわった
『伊緒さんのお嫁ご飯』で登場するメニューは、いずれもごくありふれた家庭料理ばかりです。グルメを描いた作品も大好きなのですが、やはり普段お家で口にするものこそ、一番大切だと思ったからです。メニューを選ぶのにこだわったことは、なるべく「自分自身か家族が一度はつくったことのあるもの」にすることでした。食べるシーンも大事なのですが、つくっている最中の手際やちょっとしたコツなどを描く………………~続きを読む~
奥河内の隠れ家「南天苑」で、会席料理をいただきました
紀見峠の麓、穴場の温泉旅館
「ここが大阪府なの!?」
そんな隠れ家的なスポットの一つが「奥河内(おくかわち)」。大阪府と和歌山県の境界に位置する、静かで清冽な峠のふもとです。
南海高野線「天見駅」下車すぐのところに、天然温泉を擁する旅館「南天苑」があります。
高野参詣のルート上にあたるこの地域は、南北朝の頃から湯治場として知られていました。そんな伝統ある土地に佇む温泉旅館は、日帰りで………………~続きを読む~
「梅の花 さかい利晶の杜店」で利休の茶会をしのぶ懐石メニューをいただいた話
茶聖・千利休の故郷、堺
日本文化を語るうえで欠かすことのできない要素の一つに、「茶道」があります。
単に抹茶を喫するという行為に留まらず、建築や美術、服飾や料理等々、広範囲にわたる文化を内包した総合的な芸術ともいわれています。
現代の茶道の源流となった「侘び茶」を完成させたのが言わずと知れた「千利休」で、彼の出身地である堺にはいまなおその気風が受け継がれています。
そんな堺には、利休が生きた………………~続きを読む~
絶品! 正倉院展の期間限定、中華風「薬膳弁当」を徹底レポート!
正倉院展!年に一度のお楽しみ
いやあ、よかったです。正倉院展。
関西に住んでてよかったなあ、と心から思う瞬間のひとつです。
今回は令和初ということもあり、例年にまさるにぎわいだったように感じます。
特に聖武天皇遺愛の袈裟と、文献上でしか知らなかった「絁(あしぎぬ)」に感動しました。
さて、詳しいことは別の機会に譲るとしまして、この度は食べ物のお話です。
正倉院展が行われる期間にし………………~続きを読む~
執筆に行き詰まったとき試したい、創作意欲がよみがえる5つの気分転換法
大好きな執筆……でも、疲れてしまうときもある
普段は仕事をしていて、空いた時間を利用してコツコツ小説を書く。文学賞に応募したり、投稿サイトに発表したり、あるいは電子や紙で自ら出版したり……。
わたしもそんな物書きの一人で、素晴らしい楽しみに出あえたものだなあ、と日々感謝しています。
紙とペンさえあれば小説は書けますが、いまやスマホやパソコンで創作はより身近なものとなりました。また、自身の頭の中で無………………~続きを読む~
ペンネームのタイプを11種に分類! 属性別の作風イメージについての考察
ペンネーム、使っていますか?
作家活動を行うにあたっての名前である「ペンネーム」。もちろん本名で活動する方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、物語を紡ぐにはいつもの自分と違った「作家モード」にスイッチするためにも、ペンネームは有効ではないでしょうか。
さまざまな思いが込められたペンネームは百花繚乱、実に多彩なものが存在していますね。
一度聞いたら忘れられないようなインパクトのあるものから、深イイ………………~続きを読む~
「居合」ってよく聞くけど……どんな武道?何をするの??
「居合」とは刀を使った武術の一種
時代劇なんかでよく「居合」という言葉がでてきますよね。「居合の達人」などと聞くと強者感が醸し出されて、もう気を付けて闘わなければならいフラグも同然です。なんとなく、目にも止まらぬ速さで抜刀する術、のようなイメージがあるかと思いますが、実際にはどのような技なのでしょうか。時代物をもっと楽しむためにも、「居合」のことを改めて解説したいと思います。
居合は刀が鞘におさまった状………………~続きを読む~
文学賞に入賞して変わった5つのことと、変わらなかった3つのこと
文学賞に入賞する=何かが劇的に変わる?
小説作品発表の場が多様化し、執筆と公開の方法に多くの選択肢がある昨今。物語を紡ぐ情熱と、物語を求める気持ちはいよいよもって高まりを見せているように感じられます。
そんな創作の上では、しばしば「文学賞」への応募が目標に設定されることがあるでしょう。筆者もこれまでいくつかの文学賞に挑戦しており、その取り組みは現在進行形で続けています。
数多くある賞の規模や位置付………………~続きを読む~
地方文学賞で佳作を受賞して、本になったはなし~「第3回 西の正倉院みさと文学賞」応募顛末記~
公募文学賞への挑戦
当「すずしろブログ」は、元々小説執筆に関わる情報発信を主眼に開設しました。
私自身も公募文学賞やWEB文学賞への応募を続けており、その記録や技術向上も大きな目的でした。これまで挑戦してきた文学賞での、主な選考通過歴(落選歴)は以下の記事にまとめています。
この度、「第3回 西の正倉院みさと文学賞」において『星読みの国』(帯刀古禄:たてわきころく名義)という作品が佳作………………~続きを読む~
小説を初めて投稿するサイトには、断然「エブリスタ」をおススメする5つの理由!
小説を発表できる投稿サイトの存在
自作の小説を発表できる、投稿サイトが賑わっていますね。
近年では大手のメディアも本格参入するなど、ますます元気なジャンルといえるでしょう。
サイトで人気が出たり、編集部の目にとまった作品は積極的に書籍化されるなど、作家デビューへの新たなルートとしても注目されています。
では、いくつもある投稿サイトのうち、初の発表はどこがよいのでしょうか。
「初」という………………~続きを読む~
【漫画考察】鬼滅の刃ではなぜ「呼吸」がキーになる?”全集中の呼吸”が生み出す効果についての考察
鬼滅の刃で剣士たちが遣う”全集中の呼吸”
不死身の鬼に対して、生身のままで挑み続ける『鬼滅の刃』の剣士たち。彼ら・彼女らはそのために、”全集中の呼吸”と呼ばれる独特の身体操作法を体得します。
劇中では、血流が早くなり大量の酸素を取り込むことで鬼のように肉体が強化される、といった説明がされています。
しかし、本当に呼吸の仕方を工夫するだけでそれほどまでに身体能力がアップするのでしょうか?
そこ………………~続きを読む~