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小説ごはん

お正月でなくても!コスパ抜群の「伊達巻き」

おせちの定番を手づくり 『伊緒さんのお嫁ご飯』には、けっこうな頻度でお正月の話題が出てきます。それというのも、伊緒さん夫婦はそれぞれの出身が北海道と和歌山で、なかなか食文化のギャップがあるためです。たとえば札幌では、おせち料理は大みそかの晩から食べますが、和歌山では元旦にお重を開けるのが一般的です。お正月行事って、地域の特色が如実に表れるのでおもしろいんですよねえ。なぜかお正月しか食べないような料理も多いので………………~続きを読む~
歴史トピック

紀伊国北部最大級の山城、「長藪城」の址に登ってきた

山そのものが要塞! 中世山城の威容 みんな大好き日本のお城。歴史が好きな三條も、もちろんお城が大好きです。県庁所在地などには特に、旧藩時代の城郭が残っていて(あるいは再建されて)、街の象徴として愛されていますね。天守閣を備えた、いわゆる「近世城郭」もかっこいいのですが、最近激しく心揺さぶられているのが「山城」です。文字通り、山の自然地形そのものを要塞化した中世のお城のことです。天守のような派手な構造物はありま………………~続きを読む~
小説ごはん

隠し味はマヨネーズ!30秒でできあがる、ふわふわとろっとろな伊緒さんのスクランブルエッグ

シンプルだけど深い! 大好きなたまご料理 『伊緒さんのお嫁ご飯』第七椀で登場した「とろふわ朝食たまご」。スクランブルエッグです。三條もこれが大好きでよく作るのですが……。かんたんなようで難しいのですよねえ。 そんな奥深さも魅力なたまご料理。いつものレシピをご紹介します。 たまごは常温にもどしておく 3個で2人前くらい 冷蔵庫のたまごはとっても冷たいので、常温にもどしておきます。冷たいま………………~続きを読む~
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遊びと旅

登山での煮炊きに便利、災害時の熱源にも重宝!イワタニのカセットガスバーナーが秀逸な件

これがあれば、山頂でも温かい食事ができる 登山がなんだかブームだそうですね。わたしは携帯の電波が届かないような山奥で育ちましたので、お山に登るととても安心します。そして何やら、山頂でみなさんおいしそうなものを調理して召し上がっているではありませんか!そのための熱源として必要なのが「バーナー」です。小さくても一人前!これさえあれば、どんな場所でもお湯をわかしたり、ちくわを焙ったりすることができてしまうのです!ず………………~続きを読む~
小説ごはん

小松菜がオリーブオイルとポン酢で大変身!おかずにもおつまみにもいける「小松菜のオリポンびたし」

一番人気の小説メニュー 『伊緒さんのお嫁ご飯』「第四椀 「副菜」と呼ばれる小鉢には、伊緒さんの愛があふれていました」で登場した、小松菜を使った副菜。数あるメニューの中でも、これが一番反響があったのです。実際に作ってみました!というコメントをたくさんいただき、小松菜嫌いな旦那さんが喜んで食べてくれた、なんて嬉しいお知らせを寄せてもらった思い出の章です。とってもカンタンなので、レシピというのもおこがましいですがさ………………~続きを読む~
小説ごはん

まん丸に“たこ焼き”を焼くためには、90°ずつひっくり返す!たったこれだけでお店の出来ばえ!!

関西育ちなのに……初・お家たこ焼き 『伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~』の第6膳で、「たこ焼き」の話題を出しました。いわずと知れた“粉もん”の雄で、老若男女問わず関西人はたこ焼きが大好きです。 関西の各家庭には必ず「たこ焼き器」があるというのは有名な都市伝説で、これはおおむね事実であるとされています。ところが…… 三條は関西育ちであるにも関わらず、お家でたこ焼きをつくったことがありませんでし………………~続きを読む~
WEB小説

【WEB小説】『伊緒さんのお嫁ご飯〜番外・手作らず編〜』 ―目次―

いっしょだと、なんだっておいしいーー。 伊緒さんだって、たまにはインスタントで済ませたり、旅先の名物に舌鼓を打ったりもするのです……。そんな「手作らず」な料理の数々も、今度のご飯の大事なヒント。 いっしょに食べると、なんだっておいしい! 『伊緒さんのお嫁ご飯』からほんの少し未来の、異なる時間軸のお話です。 「エブリスタ」「カクヨム」にても公開中です。 目次 ………………~続きを読む~
伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~

第1膳 ここぞとばかりの「カップ麺」。これまた妙においしかったり

 それはもう、ものすごい雨の日でした。 関西にある、かつて夫が育ったお家に引っ越してきた初日のことです。 荷物を解くのはまあ、おっぽらかしておいて、さっそく近くのスーパーに初買い出しに行くべかと思っていた矢先でした。 一天にわかにかき曇り、逆巻く風がすぐ裏手の山に当たって、不気味な唸り声をあげたのです。 あれよと言う間に空は臨界点を迎え、わたしは生まれて初めて「黒雲」が湧き上がる様子を目にしました。 カッ、と青紫の………………~続きを読む~
伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~

第2膳 夏祭り!夜店の食べ物って何でこんなノスタルジックなのでしょう

 ぼくの育った地元には大きな川が流れていて、その川原で毎年お盆の頃に夏祭りが行われる。 近隣では有数の規模のお祭りで、盆踊りとか灯籠流しとか打ち上げ花火とか、とにかくフルコースの行事だった。 そしてものすごいのが夜店の屋台で、河川敷いっぱいはおろか、沿道にまでわんさかはみ出してひしめくのだ。 普段は夜になると真っ暗な界隈なのだけど、この日ばかりは遠くからでもその灯りが認められて、幻想世界の夜市が開かれているかのよう………………~続きを読む~
伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~

第3膳 旅行の朝のバイキング。さあ、狩りの時間がやってきました

 お小づかいを貯めてときおり旅行にいくのは、わたしたち夫婦の大きな楽しみのひとつです。 でも、あんまり有名な観光地とかテーマパークとかには行きません。 知る人ぞ知る古代遺跡とか、整備されていない山城の跡とか、万葉歌人が旅した道とか、かなりマニアックな場所を訪ねて歩くのがわたしたちのお気に入りです。「ええ!あったらトコなあーんもねえでやあ!やいやい、モノ好きな姉っこだでなあ!」 的なことをよく言われるのですが、それこ………………~続きを読む~
伊緒さんのお嫁ご飯~番外・手作らず編~

第4膳 土用の丑がやってきた!うなぎを食べねばなりますまいよ

 暑い。 それはもう、暑い。 この暑さをなんとかかんとか乗り切ろうと、気力をふりしぼったのは古代の人も同じだったのだろう。 万葉集にこんな歌が記されている。  石麻呂に  我もの申す 夏やせに  よしといふものぞ  むなぎ捕りめせ  「むなぎ」とはうなぎのことで、胸のあたりが黃色いことから「胸黃」が語源ともされている。 やせっぽちだった「石麻呂」という人物を心配して、夏場にスタミナをつ………………~続きを読む~
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第5膳 なんか駄菓子をたくさんもらったぞ!「地蔵盆」?なにそれ、ねえ

 どういうわけか、駄菓子が詰め合わせになった袋を抱きかかえて伊緒さんが帰ってきた。 きょとんと不思議そうな顔をして、あたまの上にたくさんのハテナが浮かんでいる。 なんで突然こんなにお菓子をもらったのだろう、わたしいったい何してるんだろう。 そんなワンダーに満ちた状態で、ことのあらましを語り始めた。 「お家の下の坂をおりきった辻に、お地蔵さまの祠があるでしょう。なんだかそこがすごく賑やかで、なんだべなんだべって覗いて………………~続きを読む~
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第6膳 たこ焼きとプラネタリウム。大阪デートの定番おやつです

 ぼくが育った関西地方の田舎街に引っ越してきてから、伊緒さんとちょくちょく大阪に遊びに出かけるようになった。 札幌育ちの彼女にとって関西の街並みはいまだに珍しいらしく、大阪なんてそれこそ「異郷」を通り越して「魔境」みたいなものかもしれない。 とはいえぼくのイメージでは、北海道民は大阪に好意的な人が多いような気がする。 関西弁圏の方が道内に旅行することがあれば、旅先ではきっぱり訛ってみてほしい。 きっと、 「おおっ!………………~続きを読む~
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第7膳 ねこまんまは人間用でお願いします!子ニャーが家にやってきた

 最近伊緒さんの様子がなんかおかしい。 一日に何度か、ちょこちょことお家の外に出ていくのだけど、その出方がすごくあやしい。 まずはキョロキョロと辺りの様子をうかがい、危険がないかとか敵がいないかとかをよおく確認する。 そして廊下の角から角へと「ささささささっ」と忍び足で移動する。 いや、しているつもりなのだけど、実際には「てけてけてけてけ」とヘンな音がするのでいやでもぼくの耳に届いてくる。 伊緒さんはそんなに運動が………………~続きを読む~
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第8膳 美女と天ぷらとオトナの男。でもちょっと勘違いしてたかも

 これでもぼくなりの「オトナの男像」みたいなものがあって、いまだにちくちくとその影響を受け続けている。 あれはいくつのときだったか、子どもの頃にテレビで観たグルメ番組がその原風景のひとつなのだ。 いまとなってはもう誰だか分からないけど、勝新太郎と谷崎潤一郎を足して2で割ったような、「ただしい旦那様」がさまざまな料理屋さんを訪れる番組だった。 その恰幅のよさとどこでも平等に尊大な立ち居振る舞いは、思わず「ははあ」と思………………~続きを読む~
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第9膳 今日のお寿司は回りません!東と西でこんなに違いがあるのです

「……はい。承知しました。ええ、それでは納品までお待ちください」 自信たっぷりに言い放ったものの、わたしは電話を切った瞬間、大きくため息をついてしまいました。 さて、困ったことになったぞ。 なにが困ったことになったかというと、わたしがお家で受けているライティングのお仕事のお題についてです。 大好きな歴史関係のトピックを中心に書いていますが、もちろんすべてが得意分野というわけではありません。 でも、わたしのようなフリ………………~続きを読む~
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第10膳 夏の涼味のわらび餅!石焼き芋とよく似たリズムで売りにきますよ

 先日伊緒さんが保護した茶トラの子ニャーは、「コロ」と名付けられた。 これはぼくが子どもの頃にこのお家にいた、同じく茶トラネコの名前を襲名した形になる。 つまりは「二代目・コロ」なのだけど、この子ニャーがまたとんでもなくやんちゃだった。 「にー!」と鳴いてはだだっ、と走っていってカーテンのひらひらにかじりつく。 「ににー!」と鳴いてはがしがしがし、と網戸のいちばん上までクライミングする。 そしてコロが何かいたずらす………………~続きを読む~
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第11膳 おばあちゃんのレシピ帳。少女時代の伊緒さんと、お料理の先生

 ねえ、おばあちゃん。  塩少々ってどんくらいだべか。  こんなぺっこだら、味しないしょー?     幼いころのわたしは"塩少々"のことを文字通り、ほんのすこしだけという意味だと信じこんでいました。 どのお料理のレシピを見聞きしても、かならずどこかに"塩少々"とあるのがふしぎでたまらず、それでは味がしないはずだとおもったのです。 「"少々"ってのは、"ちょうどいい量"って意味だよう」 祖母はいつも………………~続きを読む~
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第12膳 お餅のかたちは丸?四角?餅好きはお正月以外も食べたいものです

 伊緒さんの大好きなもののひとつに、「お餅」がある。 そう、お正月に集中的に食される、白くてもっちりしたあれだ。 ふだんはそんなにたくさん食べられるほうではないのに、お餅だけは別腹が発動するらしい。 あの小さなからだのどこにそんなに入るんだろうと、いつも不思議で仕方ない。 お餅の形が東西で異なるのは有名なお話で、やっぱり関ヶ原のあたりがだいたいの境界線だという。 関西に越してきて伊緒さんが喜んだことのひとつに、"お………………~続きを読む~
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第13膳 さあさあ、みんなでジンギスカン!里帰りと伊緒さんのお母さん

 ついひと昔前まで、北海道へ旅するにはフェリーが最も安い足だった。 いまでこそ格安の航空会社がさかんに利用されるようになったけれど、旅人にとって船は長きに渡り移動手段の王だったのだ。 伊緒さんと知り合った頃はLCCが登場する直前で、まだフェリー華やかなりし時代の名残りを留めていた。 たとえば関西からなら京都の舞鶴港から小樽まで。 関東からなら茨城の大洗港から苫小牧まで。 それぞれおよそ20時間の船旅だ。 そう説明す………………~続きを読む~
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