物書きばなし 門松=鬼の墓標で草餅=鬼の肉!? まるで『鬼滅の刃』な“鬼喰い”のメタファーと行事食の由来について “鬼”がちょっとブームな昨今 『鬼滅の刃』という作品が空前のブームを巻き起こし、店頭からコミック品切れが相次ぐという事態になっています。 わたしもこんな現象は初めて出遭ったもので、出版不況といわれて久しい昨今、よいニュースの一つではないかと思っています。 『鬼滅の刃』は人間を虐げる「鬼」と呼ばれるヴァンパイアのような異形に立ち向かう、「鬼狩り」の剣士たちのお話です。 「鬼vs人」という日本古………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 戦国時代に醤油はあった? 国産の砂糖や清酒はいつから? 登場する時代に要注意な調味料・飲みもの7選! ふだんから和食でも馴染み深い調味料や飲みものは、なんとなく江戸時代にはすでにあったようなイメージがないでしょうか。 もちろん明確な起源が定かではないくらいに古い歴史をもつものも多いのですが、小説作品で登場させる際に時代考証が必要なおそろしい品目もまた存在していますね。 本記事ではそんな調味料や飲みもの、あるいは一部調味料といえるかどうかわからない食品7つについて、どの時代に登場したかを見ていきましょう!………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 江戸時代に巻く白菜→×! 奈良時代にサニーレタス→〇!? 登場時代に要注意な野菜・くだもの5選! 歴史小説や時代小説を彩る「食べもの」のシーン。 時代背景を演出したり、独自の風情を醸し出したりと重要な部分ですね。 ところがある時代ではまだ存在していなかったり、あるいは簡単に手に入らなかったりする飲食物もあるため、うっかり登場させると考証が破綻してしまうおそれがあるものも……。 そこで今回は、歴史・時代小説で扱うのに注意が必要な5つの野菜・くだものをご紹介します。どの時代からなら登場してよさそう………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 歴史・時代小説の創作テクニック6選!効果的な架空キャラ設定や「資料」と「史料」の扱いなどを解説 根強い人気ジャンルの“歴史小説” 小説を書かれる方には、それぞれの目指すテーマや得意なジャンルがあるかと思います。なかでも、伝統的な人気を誇るジャンルとして“歴史小説”があり、華々しさでは他に譲るものの骨太な名作が数多く生み出されています。 そんな歴史・時代小説ですが、層が厚く先達の実績も大きいため、どのように手をつけるべきか悩ましいところでもあります。そこで、今回は歴史・時代小説小説を書くうえでの技術………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 作家さんを「先生」と呼ぶことについての考えまとめ 「先生」という敬称はふだんから使う機会が多いですよね。学校の教員や各科の医師、あるいは会計士や弁護士などいわゆる士業の方々等々、「〇〇先生」と呼ばれる職業は意外とたくさんあるといえるでしょう。 そんな中、小説でも漫画でもイラストでも、それを専門とする人たちも「先生」と呼ばれることがあります。なぜそのように呼ぶのかという考察は置いておいて、本記事では自分なりにどういう基準で呼び分けているかをまとめてみました。 ………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 「異世界もの」はなぜこんなにも愛される?実は1000年の歴史、古典文学から続く鉄板のストーリーだった! 一大ジャンル「異世界もの」 特にライトノベルの分野で、「異世界もの」と呼ばれるタイプの作品が席巻しているのはよく知られています。 「異世界」とタイトルにつくものはもちろん、そうでなくとも基本的に何らかの形でファンタジー世界に迷い込んで活躍するという流れは、ひとつの様式になったともいえるでしょう。 ある種の「お約束」として共有される物語展開は「大喜利」とも例えられ、多くの読者に愛されているテーマであ………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし ベタだけど衝撃的な、「転」のストーリー展開パターン5選! 起承転結の「転」、ベタでも驚きの展開 小説でもマンガでも映画でも、ストーリーの重要な分岐点というものがありますね。みる人をあっと驚かせ、急転直下のどんでん返しでさらに深く物語世界へと引き込む、大切な場面です。ところが、意外性には限りがあり、手法的にはすでに出尽くしたともいわれています。それでも、すでにどこかで見た展開であってもそこまでの持って行き方で、十分なインパクトを与えることができるでしょう。 今回………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 「時」にフォーカスした校閲法の一例 ~モノ書きさんのための校正・校閲術~ 校閲の重点ポイントのひとつ、「時」 記事作成でも創作でも、その文章の不備をチェックする校閲では「時」の把握がひとつの重要なポイントとなります。 時系列はもちろんですが、ここでは文中での「時点」を捉えることで、記述の誤謬や全体の齟齬がないかをチェックする方法を例示します。 あくまでもケースバイケースではありますが、考え方のパターンとしてご紹介します。 小説での例 以下は時代小説の一節をイ………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし モノ書きさんのための校正・校閲術 ~基本の”素読み編”~ 自分が書いたものの誤字・脱字・衍字チェック もの書き仲間の皆様、ごきげんよう。 自分で書いたものって、気合入れてチェックしたつもりでも不思議と間違いを取りこぼしてしまいますよね。 創作だけではなくて、ライティングやビジネス文書でも同じなため、細心の注意を払ってチェックをかけておられると思います。 理論上は注意さえすれば誤字や脱字、衍字などの基本的なエラーは出ないかあるいは発見できるはずです。………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 「校正記号」で作業効率アップ!頻出8種を解説 ~モノ書きさんのための校正・校閲術~ 朱書きのための「校正記号」 文章が指示通り修正されているかどうかをチェックする「校正」。 もし間違っていた場合には、赤ペンでその旨を「朱書き」します。 しかし指示内容を文章で書くと長くなり、それがいくつもあると原稿が真っ赤になってしまって読みくくなります。 そこで、「校正記号」と呼ばれる専用のマークが使われてきました。 そのうち、現在の作業環境でもっともよく使用するものに絞って解説して………………~続きを読む~ 物書きばなし