ベタだけど衝撃的な、「転」のストーリー展開パターン5選!

物書きばなし
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起承転結の「転」、ベタでも驚きの展開

小説でもマンガでも映画でも、ストーリーの重要な分岐点というものがありますね。

みる人をあっと驚かせ、急転直下のどんでん返しでさらに深く物語世界へと引き込む、大切な場面です。

ところが、意外性には限りがあり、手法的にはすでに出尽くしたともいわれています。
それでも、すでにどこかで見た展開であってもそこまでの持って行き方で、十分なインパクトを与えることができるでしょう。

今回は、そんな「ベタだけど」何度でも驚ける衝撃展開のパターン5選を挙げてみました!

※作品にはネタバレを含む部分もあります。

信頼していた人が実は黒幕だった!

これはもう、さっそく鉄板といいますか、絶対にびっくりするやつですよね。

主人公の味方だったり肉親だったり、「まさかこの人が」感のある人物ほど衝撃が大きいのはたしかです。

ただし、あんまり突拍子もないようなキャラが黒幕だと興が削がれるので注意が必要です。

例としては、『BLEACH』の「愛染惣右介」なんかどうでしょうか。
あれにはわたし、リアルタイムで驚愕しました。

死んだはずの恋人や親友が、実は生きていた!

大切な人を失った主人公が悲しみや怒り、憎しみにとりつかれながらも生きていく。
みる側としても痛ましい思いを強いられる設定ですが、そんな相手が実は生きていた!という展開もお約束です。

でも単純に「よかった!」とはならないのも常で、記憶を失っていたり人格が変わっていたり、より辛い現実への伏線として用意されることも多いでしょう。

主人公とのその後の関係性をどう描くか、という面も大きな見どころですね。

例としてはやはり『北斗の拳』の「ユリア」でしょうか。
「最後の将」っていうのがいまだによくわかりませんが、いろんな意味で衝撃には違いありませんでした。

悪役の目的が、実は正義だった!

悪役・敵役、というものがあってこその物語。

悪が強大であるほど、主人公側への思い入れも深まるというもの。

しかし、なかには単純な勧善懲悪では収まりきらない、複雑な展開も存在します。

それは、悪役とされていた側の究極の目的が、実は大きな視点では「正義」にあたるというものです。
人類を滅ぼすという行為が地球環境を守るためだったり、巨視的には果たして何が「善」なのかという命題を突き付ける、重いテーマでもあります。

例としては、わたしの大好きな『機動武闘伝 Gガンダム』の「東方不敗・マスターアジア」を全力で推したいと思います。

強烈なインパクトと個性を持ちながら、その願いは地球そのものを守ることでした。

見よ!東方は赤く燃えている!!

動物キャラの正体が、実は人型(美形)だった!

物語にアクセントを添えるマスコットキャラクター。
かわいい動物型だったりすると、グッズなんかもほしくなってしまいますよね。

ところが、そんな動物キャラのなかには「本来の姿」を隠し持っているものもいるのです。
そしてそれが、普段の姿からは想像もできないような美形だと、さらにインパクトは増しますよね。

例としては『BLEACH』の「四楓院夜一」。
黒猫の姿で登場しますが、正体は褐色の肌をした美女で体術の達人という、攻めた設定です。

もうひとつは、『ハーメルンのバイオリン弾き』の「オーボウ」。
かなり長い間、鳥の姿での登場でしたが、終盤でまさかの真の姿発覚!
かつて魔物の軍を統括した、シブい老戦士「オーボウ将軍」その人だったのです。
作中ではギャグパートで何度も焼き鳥にされかけたりそていたので、あの展開には度肝を抜かれました(笑)

今の世界が、実は虚構だった!

実は物語中の世界は、みんなが信じているようなものとは違うんだよー、というのも伝統的ながら衝撃的な展開です。

信じていた世界の、根本をひっくり返すような真実。
おもに作中の人物にとってのショックではありますが、効果的に使うことでみる側にもインパクトを与えます。

例としては、ヨースタイン・ゴルデル著の『ソフィーの世界』。

「哲学ファンタジー」というジャンルで一世を風靡した作品ですが、世界の秘密と虚構を巧妙に描いていて、忘れられない一冊となっています。

ベタな展開でも、ギリギリまで気付かせないことが大事

いかがだったでしょうか?

どれもこれも、どこかで一度はみたことがある展開かと思います。

でも、これらは物語の進行上、誰が黒幕か?敵の真の目的は何か?といったように、謎と絡めるからこその「衝撃」です。

つまり、ギリギリまでわからない状態でここぞという時に明かすことで、起承転結の「転」を担う重要な演出へと昇華するのです。

つまりは「持って行き方」が一番大事で、これは小説を書くうえでも本当に勉強しなくてはならない点だといつも思います。

もっとも、上記の例は何度見ても「おおっ!!」となってしまうので、さすがに名作の力はすごいものですね。

三條 すずしろ・記

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