物書きばなし 『伊緒さんのお嫁ご飯』のできるまで ③ ―メニュー編― 一度はつくった家庭料理にこだわった 『伊緒さんのお嫁ご飯』で登場するメニューは、いずれもごくありふれた家庭料理ばかりです。グルメを描いた作品も大好きなのですが、やはり普段お家で口にするものこそ、一番大切だと思ったからです。メニューを選ぶのにこだわったことは、なるべく「自分自身か家族が一度はつくったことのあるもの」にすることでした。食べるシーンも大事なのですが、つくっている最中の手際やちょっとしたコツなどを描く………………~続きを読む~ 物書きばなし
歴史トピック 日本料理の会席・懐石・点心・松花堂ってなんのこと?? ちょっと曖昧な、日本料理の種別 歴史的に、さまざまな国から影響を受けて育まれてきた日本料理。使われる食材や調理法も幅があり、「和食」と「日本料理」ではニュアンスが異なるものの、伝統的な食文化としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。 日本料理でいえば、「会席」や「懐石」と呼ばれるスタイルが最もなじみ深いかもしれません。しかしどちらも「カイセキ」と読むため、同じ料理の表記違いのように思ってしまわないで………………~続きを読む~ 歴史トピック
遊びと旅 奥河内の隠れ家「南天苑」で、会席料理をいただきました 紀見峠の麓、穴場の温泉旅館 「ここが大阪府なの!?」 そんな隠れ家的なスポットの一つが「奥河内(おくかわち)」。大阪府と和歌山県の境界に位置する、静かで清冽な峠のふもとです。 南海高野線「天見駅」下車すぐのところに、天然温泉を擁する旅館「南天苑」があります。 高野参詣のルート上にあたるこの地域は、南北朝の頃から湯治場として知られていました。そんな伝統ある土地に佇む温泉旅館は、日帰りで………………~続きを読む~ 遊びと旅
遊びと旅 「梅の花 さかい利晶の杜店」で利休の茶会をしのぶ懐石メニューをいただいた話 茶聖・千利休の故郷、堺 日本文化を語るうえで欠かすことのできない要素の一つに、「茶道」があります。 単に抹茶を喫するという行為に留まらず、建築や美術、服飾や料理等々、広範囲にわたる文化を内包した総合的な芸術ともいわれています。 現代の茶道の源流となった「侘び茶」を完成させたのが言わずと知れた「千利休」で、彼の出身地である堺にはいまなおその気風が受け継がれています。 そんな堺には、利休が生きた………………~続きを読む~ 遊びと旅
遊びと旅 絶品! 正倉院展の期間限定、中華風「薬膳弁当」を徹底レポート! 正倉院展!年に一度のお楽しみ いやあ、よかったです。正倉院展。 関西に住んでてよかったなあ、と心から思う瞬間のひとつです。 今回は令和初ということもあり、例年にまさるにぎわいだったように感じます。 特に聖武天皇遺愛の袈裟と、文献上でしか知らなかった「絁(あしぎぬ)」に感動しました。 さて、詳しいことは別の機会に譲るとしまして、この度は食べ物のお話です。 正倉院展が行われる期間にし………………~続きを読む~ 遊びと旅
物書きばなし 執筆に行き詰まったとき試したい、創作意欲がよみがえる5つの気分転換法 大好きな執筆……でも、疲れてしまうときもある 普段は仕事をしていて、空いた時間を利用してコツコツ小説を書く。文学賞に応募したり、投稿サイトに発表したり、あるいは電子や紙で自ら出版したり……。 わたしもそんな物書きの一人で、素晴らしい楽しみに出あえたものだなあ、と日々感謝しています。 紙とペンさえあれば小説は書けますが、いまやスマホやパソコンで創作はより身近なものとなりました。また、自身の頭の中で無………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし ペンネームのタイプを11種に分類! 属性別の作風イメージについての考察 ペンネーム、使っていますか? 作家活動を行うにあたっての名前である「ペンネーム」。もちろん本名で活動する方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、物語を紡ぐにはいつもの自分と違った「作家モード」にスイッチするためにも、ペンネームは有効ではないでしょうか。 さまざまな思いが込められたペンネームは百花繚乱、実に多彩なものが存在していますね。 一度聞いたら忘れられないようなインパクトのあるものから、深イイ………………~続きを読む~ 物書きばなし
武道のこと 「居合」ってよく聞くけど……どんな武道?何をするの?? 「居合」とは刀を使った武術の一種 時代劇なんかでよく「居合」という言葉がでてきますよね。「居合の達人」などと聞くと強者感が醸し出されて、もう気を付けて闘わなければならいフラグも同然です。なんとなく、目にも止まらぬ速さで抜刀する術、のようなイメージがあるかと思いますが、実際にはどのような技なのでしょうか。時代物をもっと楽しむためにも、「居合」のことを改めて解説したいと思います。 居合は刀が鞘におさまった状………………~続きを読む~ 武道のこと
物書きばなし 文学賞に入賞して変わった5つのことと、変わらなかった3つのこと 文学賞に入賞する=何かが劇的に変わる? 小説作品発表の場が多様化し、執筆と公開の方法に多くの選択肢がある昨今。物語を紡ぐ情熱と、物語を求める気持ちはいよいよもって高まりを見せているように感じられます。 そんな創作の上では、しばしば「文学賞」への応募が目標に設定されることがあるでしょう。筆者もこれまでいくつかの文学賞に挑戦しており、その取り組みは現在進行形で続けています。 数多くある賞の規模や位置付………………~続きを読む~ 物書きばなし
物書きばなし 地方文学賞で佳作を受賞して、本になったはなし~「第3回 西の正倉院みさと文学賞」応募顛末記~ 公募文学賞への挑戦 当「すずしろブログ」は、元々小説執筆に関わる情報発信を主眼に開設しました。 私自身も公募文学賞やWEB文学賞への応募を続けており、その記録や技術向上も大きな目的でした。これまで挑戦してきた文学賞での、主な選考通過歴(落選歴)は以下の記事にまとめています。 この度、「第3回 西の正倉院みさと文学賞」において『星読みの国』(帯刀古禄:たてわきころく名義)という作品が佳作………………~続きを読む~ 物書きばなし