小説を発表できる投稿サイトの存在
自作の小説を発表できる、投稿サイトが賑わっていますね。
近年では大手のメディアも本格参入するなど、ますます元気なジャンルといえるでしょう。
サイトで人気が出たり、編集部の目にとまった作品は積極的に書籍化されるなど、作家デビューへの新たなルートとしても注目されています。
では、いくつもある投稿サイトのうち、初の発表はどこがよいのでしょうか。
「初」という点をメインに、自身の体験をもとに考察してみました!
初の投稿なら「エブリスタ」がおススメ!
結論から言うと、自作小説の初投稿には「エブリスタ」をおすすめします。
実にたくさんのサイトがあって、どれにしようか迷ったり、調べてもそれらの違いがわからなかったりといったことがあるかと思います。
しかし、ビギナーにとってとてもやさしい特徴がエブリスタにはあるのです。
以下にそんな、5つのポイントを挙げてみましょう。
理由その1:「スター」によって、読者さんからの応援が見える化される!
SNSにも「いいね!」などのリアクションを行えるボタンがありますが、小説投稿サイトでも同様のシステムが実装されているのが一般的です。
しかし、1作品または1ページに対して1回のみのリアクションというパターンが多く、同じ読者さんが読みに来てくれたとしてもコメント等がない限りは、そうとは分かりにくくなっています。
しかしエブリスタでは、1作品に対して1日に1回限り、何度でも「スター」を送ることができます。
「いいね!」に相当するものですが、気に入った作品や作家を応援する意味でもスターをつける文化があります。
「スターを投げる」「お星さまを贈る」などとも表現し、作品を好きになってくれた読者さんから毎日のようにスターが届くこともあります。
書き手からすればこれほど心強いことはなく、更新しない日であっても「今日もスターくれた!」と思うとたいへんな励みになります。
理由その2:スターの数やランキングなど、アナウンスが細やか
エブリスタでは、上記のスターが一定数に達すると運営からメールで、またはログイン画面でもお知らせがあります。
また、作品のランキングがある区切りの順位内に入っても通知があり、細やかなアナウンスも魅力のひとつです。
順位そのものが目的ではないにせよ、自分の作品を読んでもらっているという実感は、創作意欲に大きく影響します。
理由その3:スターの数ごとに作品紹介のチャンスがある
エブリスタでは、スターが一定数に達するとサイトページで作品を紹介してもらうことができます。
スターの数は、
50・100・200・500・777・1000・2000・3000・5000・7777・10000以上
の11段階があり、ピックアップされることでさらに読者数が増えるチャンスを得られるというメリットがあります。
また、編集部から新作やテーマごとに「特集」として紹介してもらえることもあり、これもより多くの方に読んでもらえる機会となります。
読者さんからの応援が、目に見える形でフィードバックされやすいというのが、エブリスタの特長ですね。
理由その4:ページコメント機能で、読者さんから細やかな声を聞ける
エブリスタには作品へのレビューのほか、ページ単位での「ページコメント」という仕組みがあります。
章ごとなどでは他のサイトでも実装されていますが、ページごとであればどの部分を評価されたのかがわかりやすく、客観的に自身の作品を考える貴重な機会になります。
コメントページもシンプルなため、気軽で気さくな書き込みをしてくださる方も多いようです。
読者さんとの距離感がとても近く、執筆するうえでの励みや楽しみになるのが魅力です。
理由その5:編集画面がシンプルで使いやすい
最後はエディター、つまり実際に書くうえでの編集画面の使いやすさです。
これは人それぞれな面もありますが、特に「ルビ」を振るシステムは秀逸です。
文字に読みがなを振る方法はサイトごとに違うこともありますが、エブリスタでは別ウィンドウが開かれ、上下二段で元の字と読みがなを入力することができます。
実際に使った限りではこれが一番楽に感じ、執筆のストレスが少ないことは継続の力となるため、特に初めてということであれば地味ながらも強力な味方といえるでしょう。
まとめ
自作の小説を公開するとき、たとえそれが何度目であろうともすごく緊張します。
読んでもらえるかな?楽しんでくれるかな?
と、ドキドキしながら投稿ボタンをおすのです。
初めてだと尚のことで、さらに読者さんからのリアクションも気になるところですよね。
そんな反応に対する手ごたえのようなものが、創作を支える大きなモチベーションにつながります。
そういった点において、エブリスタはもっとも読者さんとの距離感が近いサイトのひとつといえるでしょう。
もちろん、慣れるに従って他のサイトや自身のブログなどで公開するのもよいでしょう。
ですがもし初めて投稿するサイトに迷っているのなら、わたしは全力でエブリスタをおすすめします!
三條 すずしろ・記
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