ライター稼業に限らずお仕事をどうとるかというのは重要な問題で、一生懸命営業をかけたり求人に応募したりといった取り組みが必要です。
しかし一定のニーズとタイミング次第では直接オファーをいただくこともあり、物書きとしてはたいへん嬉しく名誉なことと思っています。
「歴史ライター」の肩書で活動している私・帯刀コロクですが、ご依頼いただいた方や企業さまには必ず「何を見てお声がけくださいましたか?」と聞くようにしています。
するとどうやら、概ね3つのWeb上の窓口を経由するパターンが多いことがわかりました。
そこで自身の名前を出せる範囲で、実際に直接依頼をいただいた窓口の例をご紹介します。
1.SNS(X:旧・Twitter)
SNSは営業ツールとしても多くの仕事人が使っておられますね。
私もライターとしてのアカウントを所有しており、お仕事2割・猫と草花7割くらいで投稿してあとの1割はよしなしごとでございます。
しかしプロフィール部分にはこっそりお仕事募集のメールアドレスを記載しています。
2割とはいえ手掛けたお仕事のことも投稿しているためか、もっとも多いのがこれを見て連絡をくださったというパターンです。
直近の例では「週刊女性」さんからお声がけをいただき、ライティングではありませんが大河ドラマ『光る君へ』の歴史トピックに関するインタビューを受けました。
こちらは紙の本誌(2024年3/26発売:4/9号)に掲載された後、上記の「週刊女性PRIME(シュージョプライム)」やYahoo!ニュース、Infoseekなどでも公開されています。
当のXアカウントはこちら↓です。
2.自己運営サイトの「お問い合わせ」ページ
私は自前のWebサイトを運営しており、今まさにご覧いただいているこれがそうです。
このサイトのグローバルメニューには「お問い合わせ」のページを設定していて、ここから直接連絡を頂けるようになっています。
このサイトのお問い合わせページを経由して、自衛隊オフィシャルマガジン「MAMOR(マモル)」さんからオファーをいただきました。
まさかMAMORさんからご依頼をいただくとは想定外でしたが、歴史系の企画についてライターを探していたところ私のサイトを見てお声がけくださったとのこと。ありがたい限りです。
なお、その後こんどはインタビュイーとしてご依頼いただいた案件(2024年5月号)もあり、サイトを運営していてよかったと感じる瞬間でした。
3.Webポートフォリオ「edireco」
ライターとしてのお仕事実績は色々な媒体で公開していますが、編集者・ライター専用のWebポートフォリオ「edireco」を愛用しています。
ここには連絡先やSNSアカウントも載せられ、実績一覧が分かりやすく表示されます。
ここに公開していたメールアドレス宛にご連絡をくださったのがご縁で、成美堂出版の『見て楽しむ 平安時代の絵事典』の原文執筆を担当させていただきました。
本をまるまる一冊お任せいただいたのはこれが初めてでしたので、たいへん良いご縁を頂戴したものと感謝しています。
ライター名義でのSEO対策も有効
上記3つがライターとしてのお仕事の窓口として機能してくれていますが、常時募集と並行して自身を人材としてのSEO対策も重要と考えています。
SEOとはWeb検索で上位表示させる技術のことですが、仮に依頼する側がライターを探す際、目につきやすい位置に出ていればそれだけチャンスも増えるのが自然です。
私は「歴史ライター」の肩書を名乗っており、その言葉で検索すると現状(24.3現在)ではGoogle第2位に表示されます。
何が幸いしているのか詳細は分かりませんが、少なくともさまざまな媒体で情報発信を続けるのは重要かと考えます。
既にいくつかのメディアとパイプがあったり十分な経験と実績のある方々は別として、私のキャリアでは直接オファーをいただけるのは本当にありがたいことです。
それに関しては、これらWeb上の窓口が繋いでくれたものといっていいでしょう。
最後にライターとしての実績とは関係ありませんが、Xのアカウントを経由してインタビュー依頼をいただいたものをご紹介いたします。
読んでくれる方がいてこその稼業ということが日々骨身に沁みており、心より感謝申し上げます。
帯刀コロク・記
コメント