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歴史トピック

635段を登る! 紀北のパワースポット「不動山の巨石」

神様の工事途中、という伝説の巨石群 日本独特の山岳信仰である「修験道(しゅげんどう)」。山に登って霊力を鍛え上げ、神も仏も祀るという「山伏」の登山宗教です。 この修験道の開祖が「役小角(えんのおづぬ)」。古代氏族・賀茂氏の出身で、現在の金剛山(葛城山)は役小角ゆかりの行場としてよく知られています。 そんな金剛山に連なる山々には多くの伝説が残り、和歌山県橋本市の「不動山」という所にもその………………~続きを読む~
歴史トピック

“日本最強の城”と呼ばれる山城「高取城」に登って、どう最強なのか確かめてきた

奈良県明日香村のお隣、日本三大山城のひとつ「高取城」 「山城」が密かなブームだそうですね。天守閣や櫓などで構築された、よくイメージするお城とは異なり、山そのものの自然地形を利用して要塞化したものが山城です。中世までによくみられた城塞の形で、堀や土塁の跡をいまでも確認できる遺跡がたくさんあります。 当時のリアルな様子を伝える独特の風情で人気の山城ですが、岡山県の「備中松山城」、岐阜県の「美濃岩………………~続きを読む~
歴史トピック

紀伊国北部最大級の山城、「長藪城」の址に登ってきた

山そのものが要塞! 中世山城の威容 みんな大好き日本のお城。歴史が好きな三條も、もちろんお城が大好きです。県庁所在地などには特に、旧藩時代の城郭が残っていて(あるいは再建されて)、街の象徴として愛されていますね。天守閣を備えた、いわゆる「近世城郭」もかっこいいのですが、最近激しく心揺さぶられているのが「山城」です。文字通り、山の自然地形そのものを要塞化した中世のお城のことです。天守のような派手な構造物はありま………………~続きを読む~
小説

【WEB小説】『伊緒さんの食べものがたり』 ―目次―

いっしょだと、なんだっておいしいーー。 伊緒さんだって、たまにはインスタントで済ませたり、旅先の名物に舌鼓を打ったりもするのです……。そんな「手作らず」な料理の数々も、今度のご飯の大事なヒント。 いっしょに食べると、なんだっておいしい! 『伊緒さんのお嫁ご飯』からほんの少し未来の、異なる時間軸のお話です。 「アルファポリス」「エブリスタ」「カクヨム」にても公開中です。 目次 ………………~続きを読む~
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第1膳 ここぞとばかりの「カップ麺」。これまた妙においしかったり

 それはもう、ものすごい雨の日でした。 関西にある、かつて夫が育ったお家に引っ越してきた初日のことです。 荷物を解くのはまあ、おっぽらかしておいて、さっそく近くのスーパーに初買い出しに行くべかと思っていた矢先でした。 一天にわかにかき曇り、逆巻く風がすぐ裏手の山に当たって、不気味な唸り声をあげたのです。 あれよと言う間に空は臨界点を迎え、わたしは生まれて初めて「黒雲」が湧き上がる様子を目にしました。 カッ、と青紫の………………~続きを読む~
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第2膳 夏祭り!夜店の食べ物って何でこんなノスタルジックなのでしょう

 ぼくの育った地元には大きな川が流れていて、その川原で毎年お盆の頃に夏祭りが行われる。 近隣では有数の規模のお祭りで、盆踊りとか灯籠流しとか打ち上げ花火とか、とにかくフルコースの行事だった。 そしてものすごいのが夜店の屋台で、河川敷いっぱいはおろか、沿道にまでわんさかはみ出してひしめくのだ。 普段は夜になると真っ暗な界隈なのだけど、この日ばかりは遠くからでもその灯りが認められて、幻想世界の夜市が開かれているかのよう………………~続きを読む~
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第3膳 旅行の朝のバイキング。さあ、狩りの時間がやってきました

 お小づかいを貯めてときおり旅行にいくのは、わたしたち夫婦の大きな楽しみのひとつです。 でも、あんまり有名な観光地とかテーマパークとかには行きません。 知る人ぞ知る古代遺跡とか、整備されていない山城の跡とか、万葉歌人が旅した道とか、かなりマニアックな場所を訪ねて歩くのがわたしたちのお気に入りです。「ええ!あったらトコなあーんもねえでやあ!やいやい、モノ好きな姉っこだでなあ!」 的なことをよく言われるのですが、それこ………………~続きを読む~
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第4膳 土用の丑がやってきた!うなぎを食べねばなりますまいよ

 暑い。 それはもう、暑い。 この暑さをなんとかかんとか乗り切ろうと、気力をふりしぼったのは古代の人も同じだったのだろう。 万葉集にこんな歌が記されている。  石麻呂に  我もの申す 夏やせに  よしといふものぞ  むなぎ捕りめせ  「むなぎ」とはうなぎのことで、胸のあたりが黃色いことから「胸黃」が語源ともされている。 やせっぽちだった「石麻呂」という人物を心配して、夏場にスタミナをつ………………~続きを読む~
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第5膳 なんか駄菓子をたくさんもらったぞ!「地蔵盆」?なにそれ、ねえ

 どういうわけか、駄菓子が詰め合わせになった袋を抱きかかえて伊緒さんが帰ってきた。 きょとんと不思議そうな顔をして、あたまの上にたくさんのハテナが浮かんでいる。 なんで突然こんなにお菓子をもらったのだろう、わたしいったい何してるんだろう。 そんなワンダーに満ちた状態で、ことのあらましを語り始めた。 「お家の下の坂をおりきった辻に、お地蔵さまの祠があるでしょう。なんだかそこがすごく賑やかで、なんだべなんだべって覗いて………………~続きを読む~
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第6膳 たこ焼きとプラネタリウム。大阪デートの定番おやつです

 ぼくが育った関西地方の田舎街に引っ越してきてから、伊緒さんとちょくちょく大阪に遊びに出かけるようになった。 札幌育ちの彼女にとって関西の街並みはいまだに珍しいらしく、大阪なんてそれこそ「異郷」を通り越して「魔境」みたいなものかもしれない。 とはいえぼくのイメージでは、北海道民は大阪に好意的な人が多いような気がする。 関西弁圏の方が道内に旅行することがあれば、旅先ではきっぱり訛ってみてほしい。 きっと、 「おおっ!………………~続きを読む~