WEB小説 パンと龍 ~江川英龍の幕末麺麭レシピ~ 「かてェな」 その煎餅のようなもののあまりの固さに顔をしかめたのは、むしろ川原石でも平気で嚙み砕きそうな面構えの偉丈夫だ。太い首の筋が浮き彫りになり、戯言ではなく文字通り歯が立たない食い物であることがうかがえる。 「噛めませぬか」 その様子を注視していた向かいの男がぎょろりと大きな眼を巡らせ、言い放つ。 「丹田に気を下ろして噛まれませい。兜を断ち割る気構えにて」 兜を割るつもりで噛まね………………~続きを読む~ WEB小説
WEB小説 【WEB小説】『伊緒さんのお嫁ご飯』 ―目次― 貴女がいるから、まっすぐ家に帰ります――。 伊緒さんが作ってくれる、おいしい「お嫁ご飯」が楽しみな僕。子供のころから憧れていた小さな幸せに、ほっと心が癒されていきます。 ちょっぴり歴女な伊緒さんの、とっても温かい料理のお話。 「第1回ライト文芸大賞」大賞候補作品。「エブリスタ」「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載中です! 目次 ………………~続きを読む~ WEB小説伊緒さんのお嫁ご飯
伊緒さんの食べものがたり 【WEB小説】『伊緒さんの食べものがたり』 ―目次― いっしょだと、なんだっておいしいーー。 伊緒さんだって、たまにはインスタントで済ませたり、旅先の名物に舌鼓を打ったりもするのです……。そんな「手作らず」な料理の数々も、今度のご飯の大事なヒント。 いっしょに食べると、なんだっておいしい! 『伊緒さんのお嫁ご飯』からほんの少し未来の、異なる時間軸のお話です。 「アルファポリス」「エブリスタ」「カクヨム」にても公開中です。 目次 ………………~続きを読む~ 伊緒さんの食べものがたりWEB小説